2014年4月3日木曜日

α6000使用レポート その1

α6000で撮影を開始して2週間あまり。長期間の旅行などをしていないので,枚数としてはせいぜい800枚くらいですが,だいぶ慣れてきました。

ここ数年コンデジはCanonだったので,ズームレバーの位置などが全く異なっていて,最近まで無意識に以前の機種の操作をして,慌てることがありました。

で,2週間程度使ってみて,なんとなく感じたことをまとめておこうと思うようになりました。カタログの数値からはわからない,かといってマニアックでもない,ものすごく凡人なミラーレスカメラ使用レポートです。

(1)AF編
 これは間違いなく速い。カタログで言っている「世界最速」かどうかはわかりませんが,シャッターを半押しした瞬間にフォーカスされます。以前の機種ではうちの奥さんにカメラを渡して撮ってもらうとピントが合うまでに時間がかかって,せっかくのシャッターチャンスを逃すことがしばしばありましたが,α6000ではそんな失敗がほとんどなくなりました。

(2)ズーム編
 標準のレンズ(16-50㎜)の場合ですが,これも速いです。電動ズームなので,手動でのズームよりは遅いですが,かなり速い。おまけに(多用はしませんが)デジタルズームの倍率もきめ細かい点がよいです。以前のCanon機では細かい倍率が設定できずに困りましたが,α6000ではそれがないです。撮影素子が大きいので,もちろんマクロの撮影は苦手です。試しに料理を撮影してみるとピントが合わないままシャッターが下りるケースが多発しました。

(3)EVF編
 NEX-7よりも荒い,と酷評されているEVFですが,光学ファインダーに比べればもちろん荒いし,レスペンスも悪いのでしょうが,実用上は十分○。特に昼まで太陽が照り付けているときに液晶画面では見づらいですし,Canon機では光学ファインダーで覗いてもレンズでケラれてしまってほとんど使わなかった経験がありますが,それに比べれば使い勝手はよいです。

(4)バッテリー編
 これはちょっといただけない,かな。予備バッテリーも2個準備していますが,見る見る間にバッテリー残量が減っていきます。インフォリチウム電池なので,残量が1%単位で表示されるのはよい点ですが,NFCの機能で余分にバッテリーを食っているのか,気が付くとずいぶん減っています。予備バッテリーがないと普段から心もとない感じがします。バッテリーの充電が本体充電というのも時間がかかって×。別売りの充電器で急速充電するのが○です。

(5)画質
 別に高画素奨励派ではないのですが,2430万画素でしっかり解像されていて,好印象です。高画素になると暗いシーンでのノイズが心配ですが,ISO3200くらいまでは実用的な印象です。α6000には内蔵フラッシュもありますが,相当暗いシーンでないと使う機会はありません。