2011年3月1日火曜日

JALのジャンボ機,しばらくは僕の部屋だけで就航


JALのB747型機が今日ですべて引退。あ,ほんとにこの日が来ちゃったんだと実感。
世界中では砂漠の中に置いてあるジャンボ機を再利用する航空会社もあるのに残念。
世界的にはいずれまた大型機にシフトするという予測もあるので,JALも再建がうまくいったら,ひょっとしてまたジャンボ機を使うようになるんじゃないかと期待しています。
でも,その時にはきっと復活した鶴丸デザイン機材として現れるはず。それはそれで楽しみ倍増。それまでは僕の部屋だけで就航し続けます。

思い出すのは中欧にJALのジャンボ機(たしかチャーター機でした)で行ったときのこと。

帰りの便がちょうど誕生日に当たっていて,いつものようにJGC会員に挨拶にきてくださったCAに「今日誕生日なんです」と言ったら,通り行くCAの方々が口々に「お誕生日おめでとうございます」といってくださって,「奥さまとお二人でどうぞ」とミールサービスの時にいつもはFクラスでしか出していないシャンパンを「内緒ですよ」とサービスしてくださいました(もう時効ですよね,きっと)。

機内が暗くなってみんなぐっすり寝入った頃,よくしていただいた御礼を言いにギャレーに行ったら,CAの方々がいらして,記念撮影までしていただき大感激。個人的には「プチバースデーパーティー」気分でした。あの時の写真はもちろん大切に保管しています。その後すぐにうちの奥さんが鼻血を出し,おいしいところを全部持って行かれたというエピソード付きのフライトでしたけれど…。


JALの機内でフライトマップが貼ってあって,今どこを飛んでいるのか折り鶴がはりつけてあるのを覚えていらっしゃる方いますか? このフライトの時は,このフライトマップを記入してくださった上に「お誕生日おめでとうございます」と記入してくださって,機長からもジャンボのステッカーを特別にいただいて,またまた大感激。もちろんいずれも僕の「魅惑のJALルーム」に保管してあります。

海外出張でニューヨークからJALに乗ったとき,本当にこの仕事,うまくいくんだろうかと思いながら一眠り。目覚めて軽食を頼んだら,そのCAさん,一緒に注文していないのにドリンクをもってきてくれました。「どうしてこの飲み物を一緒に持ってきてくださったんですか?」と尋ねたら,「お休みになられたあとに頼まれた軽食だったですし,少しお疲れのご様子だったので,この飲み物が一番合うのではないかと思ってお持ちしてみました。お気に召さなかったら他のお飲み物をすぐにお持ちいたしますので」と答えが返ってきました。これも大感激だったのも今も覚えています。

ジャンボは機材としても優秀なのは知っていますが,機内にはゆったりとした空間,ゆっくり流れる時間,落ち着いたサービス,といった他の機種ではちょっと味わえないような,目に見えない特別なものが確かにあったように思うんです。

他の航空会社でもジャンボに乗ったし,その時も楽しかった。でも僕の中では「JAL×ジャンボ」は最強の組み合わせ。

だからかな,僕の車のナンバープレートは「747」。車内も気合いの入ったJAL仕様なのです。これからも車に乗る度に「JAL×ジャンボ」の思い出に浸るんだと思います。

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