帝国劇場でのEndless SHOCKを今年も見ました。もう何回見たでしょうか,回数を忘れるくらいですが,「ひょっとしたら1シーンくらいだったら代わりに出ることができるかも…」と熱烈なファンの方々が聞くと即座にブーイングが出そうなことを考えながら,今回もじっくり見ました。ま,それくらいまじめに見ていたということで…。
今回はEndless SHOCK 2011をメンズ目線でレポートします。
毎年ちょっとずつ曲が変わってきていますが,なぜか僕が好きな曲が入れ替わっちゃうことが多いんです。たとえば,Let's Go to Tokyoとか,Love and Lonelinessとか。いつもうちの奥さんと二人で見に行くのですが,奥さんはいろんなファンの方のブログをこまめにチェックしていて,曲が変わりそうだとか,いろいろ情報を仕入れてから見に行きます。僕も内容を知りたいのは山々なのですが,あまり先に知ってしまうと楽しみがなくなる気がして,KinKi Kidsのコンサートの時もそうなのですが,あまり事前情報を聞かずに当日を迎えます。
で,帝劇に入る前から「今日は一緒に歌うんだ(もちろん心の中で。コンサートの時は激しく歌っておりますけれど)」と好きな曲のフレーズを「力強く」ハミングなどしながら,奥さんと帝劇へ。でも,奥さんはすでに知っているのです,「その曲,今年もう歌わないのよ」。
帝劇を出たときの僕のがっかり感といったら…。
しかし,去年Love and LonelinessがSolitaryに変わったとき,こういう変わり方なら大賛成!と思ったので,今年も曲チェンジがあっても魅了アップに違いない,と期待しながら見ていました。
大きな曲変更はありませんでしたが,オープニング曲は高音部分を下げて始まり,おまけに踊りは大幅変更,オープニング曲も追加されていました。なんとなくですが,ジャズと歌謡曲を組み合わせたようなメロディーとアレンジのように感じられて,どの年齢層のファンにも受け入れられる雰囲気に仕立て上がった感じです。
「リカ」…メインキャラとしては唯一の女性で,毎年のように女優さんが変わります。今年の原田夏希さん,いい意味で,これまでで一番おてんばというか(声のトーンから受ける印象でしょうか),感情のギャップが大きな女優さんという印象を持ちました。このリカのキャラクター設定はコウイチとの関係性を想像させる上で重要かつ微妙な問題で,今年のリカとコウイチの関係は恋人というよりも兄妹というか,コウイチが「しょうがねえなあ」と世話してあげる,というニュアンスと受け止めました。なので,2幕で死んだはずのコウイチが楽屋に戻ってくるシーンで,リカがコウイチに抱きつくシーンは恋人のイメージなので,ちょっと違和感がありました。が,すかさずコウイチとリカの身長差ネタで笑いを誘い,そのまま進行したので,違和感が吸収されていきました。きっと今年のリカがアンニュイな雰囲気ではなく,非常にクリーンなイメージだったことも影響しているのかもしれません。
「コウイチ」…800回でしたっけ,もう十分完成の域に達していて,ステージ上の踊りはもちろん,フライングも安心しきって見ていられますが,2幕のはしごを使うシーン,表情がとてもつらそうでした。昼も夜も公演していればそれでなくても体力もなくなっちゃうよなあ,自分なんて普段の授業でチョークを持ってちょっと黒板に書き続けただけでもあんなに腕だるいのに…と思っちゃいました。去年は「ちょっとやせすぎたかも」と思いましたが,今年はやせすぎでもないようで,ちょっと安心。
フライング中のメインステージ…ふつうコウイチしかみんな見てないですよね。普段は僕もそうですが,今回はフライング中にメインステージがどうなっているかをさりげなく見ていました。もちろん負けずに他の人がフライングしていたり…するはずはないですが,和太鼓のフォーメーションとかけっこうかっちり組まれていて,音もしっかり出ているのでGoodでした。和太鼓って狭いエリアであんまりたくさん鳴らすとうるさく聞こえることがありますが,あのステージは密集して鳴らしているのにきちんと音が出ているのが不思議です。
もっとも,帝国劇場の場合,左・右の壁側に設置してあるスピーカーは1階席でも前の方に照準を合わせているように見えるので,1階席も後方のほう(通路を挟んでS列あたりから後ろ)への音の聞こえ方は前方の座席とは違ってきます。今回はかなり左方向にふれた席で鑑賞したので,最初のうちは右音声がちょっと聞き取りにくいと感じていましたが,和太鼓のような楽器の場合はセンターから出る音が大きい上,左右スピーカーからの音量差があまり気にならないので,niceな選択です(もっともこんな効果を狙って導入しているわけではないと思いますが…)。
Solitary…去年は2階席でも見て,後ろの方のダンサーの動きがよく見えて感心した楽曲でした。今年は1階席で,先ほど触れたように左側に大きく振れた位置から見ていましたが,この曲は1階席真正面から見るよりは少し左右あるいは上側(2階席か1階席後方)に振れた位置から見た方が立体感があっていいかもしれません。また,この曲はステージ上が暗い上,衣装が黒,手袋が赤,とコントラストをつけてはいるものの個人個人の表情を見ようとすると厳しい条件です。ですが,この曲でオペラグラスを使って特定の人物を見るのはもったいない!さきほど書いた立体感が味わえないことと,もう一つ理由があります。
この曲は,コウイチだけ赤い手袋をしないで踊りますが,この曲の間は個人的にはコウイチの指先の動きに着目しています。メインキャラクターだから一人素手でという考え方もありかと思いますが,個人的には,ヒロキがステージ上に出てき損ねた直後にコウイチがリカの手をとる動きの「柔らかさ」と曲後半ステージ中央で激しく踊る手のカミソリのようにも見える「力強さ」,このコントラストは赤い手袋をしていると見づらいから…という見解を持っています。KinKi Kidsからは離れますが,V6のダンスには指や手の動きで男らしさを表現するシーンが多いと思っていて,この細かい動きもSHOCKの魅力の一つではないかと考えています。この指の動きは激しいので,オペラグラスなんかじゃ追いきれないし,全体の立体感を楽しむ上でも「オペラグラス禁止」楽曲指定なのです。
パンフレット…奥さんが買ってとなりで読んでいるのをチラ見。紙質がよいですね。全体としてライトブラウンが強い写真を多用しているように見えたので,品がよく見えます。コンサートパンフもKinKi Kidsの場合,わりとシックな色使いが多いですが,SHOCKの場合はさらに大人な印象です。もし次にチャレンジするんだったら紫色をベースに展開…かな。
SHOCK 2008のDVDを見直して,もう一度思い出して続編を書きます!
あ,そうそう今年のSHOCKはますます完成度が高まっているので,ぜひDVD化を!できればブルーレイにしてもらって3D規格はどうでしょうか。フライングで飛び出す光ちゃん,みてみたいですねえ。DVDとブルーレイは映像解像度も大きく違いますし,なによりも音の規格が違います。ぜひリリースするならブルーレイで!!
ほーっ!ここまで書きますか!流石です☆
返信削除ほーっ!とか、へーっ!ぐらいしか出ません!!
そぉ? でも本当に楽しいステージなんですよ,これ。授業で活かせることもあるんじゃないかと思って,「教材」として見たりもします。あ,このネタは次回にとっとこうっと。
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